Raspberry PiにLibreELECというOSを載せて自宅用の音楽ストリーミングサーバーを作りました。ブラウザで開けばサーバーに用意した楽曲をストリーミングで聞くことができます。
発端
2月にリリースしたウマ娘にハマって以来、特典がついてくるウマ娘CDたちが聞けていません。
それだけでなく、妻の持っているアイマスのCDも聞けていません。ライブにも行ってるのに。
妻はYoutube Musicで手持ちの曲をアップロードして管理しているようですが、他人にはシェアできない仕組みのようです。おそらく私的用途から外れるからでしょうか。
自宅にメディアサーバーを作れば、家で気軽に好きなだけ流せそうです。
ちょうど、家には昔買って放置したRaspberry Piがあります。これでメディアサーバーを作ります。
OSのインストール
手元にあるRaspberry Pi 2 B+にメディア用OSを入れます。
Raspberry PiにはいくつかOSの種類があります。
- 汎用OS
- Raspberry Pi OS
- Ubuntu
- ゲーム用OS
- RetroPie
- Recalbox
- メディア用OS
- LibreELEC(今回使ったOS)
- OSMC
- その他!
Raspberry Pi Imagerを使えば簡単にSDカードにイメージを焼くことができます。
それだけでなく、32GB以上のSDカードのフォーマットをFAT32にしてくれる機能や、自前で用意したイメージを焼いてくれる機能もあります。めちゃくちゃ便利。
ただ、今回はいくらやってもImagerでLibreELECやOSMCのイメージを焼くことができなかった!(これは、なぜか分からないです...。いくつかのディストリビューションで試してもRaspberry Pi OSしか入れられなかった...。)
悲しいですが、昔懐かしいNOOBSを使いました。NOOBSを使ったOSインストールでは、一旦NOOBSをSDカードに入れて起動し、起動後にインストールするOSを選んでインストールします。ちなみに公式ではNOOBSは非推奨のようです。
NOOBSのイメージは下のQiitaの記事を参考にしました。
今回はNOOBSに入っていたLibreELECを入れました。
ちなみにLibreELECとOSMCでどちらを入れるか迷いましたが、そこまで変わらないようです。後述するKodiさえ入れられれば問題ないと思って今回はインストール可能だったLibreELECを入れています。
セットアップ
LibreELECは基本的にKodiをメインで起動します。他にもAdd-Onを追加する形でゲーム機能を追加したりできます。僕の用途は音楽ストリーミングだけなので、ファイルアップロード用にSambaとSSH、Web Interfaceを有効にしました。
基本は下のサイトを見て設定しました。
ストリーミングで楽曲を聞く
Sambaでファイル共有ができるので、手元のPCから音楽ソースに追加されているディレクトリにコピーします。
追加しただけではKodiのWeb Interfaceからはストリーミング配信できません。
右下の三点ボタンから「Scan Audio Library」を押すとMusicに並びます。
アルバムを押すとアルバムの楽曲画面に移ります。
Kodiは右の画面に「Kodi」と「Local」というパネルがあります。
「Kodi」では本体から流れる音楽、つまりRaspberry Piから流れる音楽を表しています。
「Local」はWeb Interface上から流れる音楽を表しています。ストリーミング配信では「Local」を選びます。
アルバムにある「Stream」のボタンを押せば「Local」のプレイリストにすべての楽曲が入り、再生開始します。
茜ちゃんがかわいい of the world |
これで自宅内のどこでも音楽を楽しめます!
展望
いくつかやり残しがあります。
- 楽曲自動バックアップ
- HDDを繋いでCronで自動的にバックアップさせれば良さそうです。
- Raspberry Piに光学ドライブを繋いでリップさせる
- これは試したけどできなかったです。新しいRaspberry Piならできるかも?
- Amazon Alexaから楽曲再生
- 夢です。やり方はわかりません。教えて下さい。
というわけで、余っているラズパイを有効活用した話でした。
そして再度放置されるラズパイであった... |